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森川緑ニュース

2003年09月29日

月曜日朝9時から栃原バスセンターで、朝市開催中!  by midori 【出来事02-03】

asaishi.jpg中津江村生活研究グループでは、去年の9月より朝市を開催しています。
7月からは栃原バスセンターの待合室に移動して毎週月曜日の午前9時から 12時まで営業しています。

今の時期は、きゅうり、じゃがいも、ごぼうなどの野菜や、しいたけやみょうがのお漬物などが出ています。

また、9月29日には朝市一周年を開催します。野菜や加工品の販売の他、地元でとれた野菜を使った団子汁をふるまう予定にしていますので、是非お越しください。

開催日時:毎週月曜日 午前9時から12時まで
(月曜日が祝日の場合には火曜日になります)
開催場所:栃原バスセンター

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中津江バス停朝市、9月29日に1周年

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 毎週月曜日、中津江唯一の信号機近く、村外への唯一の公共 交通機関、日田バスの、中津江、上津江村営バスが発着するバ スセンターの待合室は、午前8時前から、黒山の人だかり。
みんなバスを待ってるの?バスも待ってるけど、村内の野菜も 待ってるの。月曜日の9時~12時まで、生活研究グループ主 催の「中津江バス停朝市」をやっているから。
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自分たちの野菜を、自分たちで、村内で売りたい!
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 なかよし会、さとね会、丸ちゃん会、あじさい会、たけのこ 会、村内の5つの団体の集まりである中津江生活研究グループ。 加工品の製造、県内料理コンクールへの出品、お祭りの時の食 べ物の出店など「食」を中心とした多彩な活動を行っている。
中津江の隠れた名物である、わさびの葉寿司、わさびまんじゅう、 カメルーンまんじゅうなども、このグループから生まれた。

 そしてちょうど1年前「外に野菜を出すだけではなくて村内 でも売ってみよう」ということになり、最初は、農協婦人部の 店の前にスペースを借り、テントを張ってスタートした。
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店番を当番制に、時間を短く。当番には時給500円を支給。
で、無理なくやりがいアップ!

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はじめた当時は、時間も午後までと長く、お客さんもまばら。 店番も自由参加だったが、いつも店番に来るメンバーから「当 番は私たちばっかり」なんて苦情も出て、一時期は存続があや ぶまれたことも。そこで、お世話係である役場「森川緑(しん せんりょく)課」の提案もあり、店番を会ごとの当番制に。 野菜の出品手数料を1割から2割に引き上げて、その分時給を 500円当番に支給。
朝市の営業時間を9時~12時にした。 バスセンターの待合室(農協・交流センターと同じ建物)を借 りられることになり、夏の暑さ、冬の寒さもしのげることにな った。
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開店を待たずに、8時前発着のお客さんが並ぶ並ぶ。
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バスセンターは村内でも最も人の往来があるかも。(とはいっ ても、1日100人くらいか?しかし、ここは中津江のミニ官 公街。農協、郵便局などに用事のある人も立ち寄ってくれる。 駐車場もそれらの施設のものを利用できる。商店も数店あり、 村内唯一の医院もある。次第に野菜が売れるようになってきた。 何よりのお得意様は、日田への行き帰りのバスのお客さん。ほ とんどが高齢で、病院へ通う人々である。(でも元気)
9時の開始を待たずにどんどん野菜が売れていく。寝坊の私が 10時半に行くと、もうショーケースの上はガランとしている。 お母さんたちの顔も輝きを増してきた。
これはいける! もりちの商魂も頭をもたげてきた。
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病院が休みの日は売りません。
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土日に売ったらいいのに…。まだまだカメルーンの余波で、役 場の前で写真を撮って帰る人もいる。夏休みシーズンを前に、 土日の観光客も増していた。

「ね、土日に売れないの?」
私は森川緑課の森川みどり(仮名)に提案する。

「お母さんたちは、土日はいろいろ忙しいそうです。孫が学校 やすみだったりもするし」

もりち「そっか、じゃあ仕方ないね、でも今度の月曜日は祝日 やけん、いつもよりたくさん野菜出してもらおうよ。バス停の 前に出して売っても売れるかもよ」

すると森川みどり
「今度の月曜日は次の日に振り替えになりました」

「え?なんで」

「月曜日は病院が休みでしょ。最近は、『毎週水曜日に病院に 行きよったが、朝市があるき、月曜日に変えた』って言ってく れるばあちゃんもいるしですね、毎週来てくれるお得意さまが、 みんな病院行きの人だからですね。平日じゃないと…」

 私は、はっとした。そうだった。村内の野菜を村内にいる人 に売るのだ。(上津江、小国の人にも)庭先で多すぎるとを、 その野菜がない人が買ってくれるのだ。朝市を毎週楽しみにバ ス停に集まってきてくれる人がいる。その人たちを大事にしな ければ…。もりち放心。

「みどりよ、それでいい」

「そうですか?」スローテンポなみどりは、きょとんとしている。
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笑顔が集まる待合室
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私も行けるときは月曜日、売り子の手伝いをする。ここに来る と元気が出る。お母さんたちが、自慢の野菜を持ってきて、食 べ方を教えてくれる。上津江の人とも話が弾む。「あんたはど この人かい?」とみんな聞いてくれて、村外から来ている私も 知り合いがたくさんできる。バスセンターは、村の情報ステー ションでもあるのだ。

バスを待つ間、みんないすに座ったり、野菜をみたりしながら ひとしきり話をする。笑い声も絶えない。バスに乗り込んだお ばあちゃんが、窓からこっちに向かって、何かジェスチャーで 合図をしている。
「なに、なに?丸くて、大きくて?」
「ああ、キャベツじゃ!キャベツじゃ」
「そうそうそう」
身振り手振りの意志の疎通もばっちり。出発前のバスの中に、 当番のお母さんがキャベツを持って乗り込んでいった。
待合室は爆笑の渦。

バスが出るのに、まだどの漬物を買おうか迷っているおばあち ゃん。上津江村営のワゴン車バスは、若い役場の職員が運転し ていて、出発の時間が過ぎても、ニコニコ笑っておばあちゃん を待ってくれている。
小さないたわりと、笑顔のつみかさねで、小さな村の時計の針 がまわっていく。
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お茶を出してみるかい?
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この前、さよこさんにもらった漬物のお礼がしたかった。久し ぶりに話しもしたかったので、さよこさんの当番の日に、ポッ トにお茶を入れていった。湯飲みももっていった。そしてお茶 を飲みながら話をし、そこにいる人にもお茶を出してみた。そ したらとても喜ばれた。生活研究の役員会の時に、その話をし たら、お母さんたちが「お茶、だしてみようか?」と言ってく れた。
「湯飲みは役場のとを借りよう」

「ポットはうちに使うてないのがある」

「台は、外でしよったときの、折り畳みのとでいいやろ」

「じゃあ、うちのお茶を試飲用で出そうか」

「試食のつけものも食べてもらおう」

バス停喫茶計画は、とんとん、と、まとまった。
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1万円超えたー
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お茶のサービスは、とっても好評。夏休みは、部活動に行く中 学生もお茶を飲んでいく。 売り上げは、1万円を超える週も出はじめた。1万円売り上げ ると、手数料の利益は2000円。当番に3時間分の1500 円を払っても、500円余る。もちろん、おばちゃんたちそれ ぞれの売り上げ以外である。この500円は会に入るお金。 野菜を持ってくるお母さんたちもうれしそう。

そして、ある日の役員会。

「野菜の食べ方や、料理の作り方を書いた紙をバス停に貼った らどうやろか」

「みょうが寿司の作り方(ホームページ森川緑ニュース
http://www.nakatsue.com/
をプリントしたもの) を持っていったら、ほしいほしいて言われた。白黒でいいき、 紙を印刷してもらえんじゃろか」

「もうすぐ1周年じゃき、なんかしてみるかい?」

お母さんたちのアイデアはどんどん出てくる。
だまってニコニコしていた森川みどり

「1周年の時は何しましょうか?」
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もち麦かりんとうも出してみよう!
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この日の役員会には、森川緑課のお母さん役、由三子さんが、 試作を重ねたもち麦かりんとう(ハードタイプ、ソフトタイプ) を持ってきていた。もちろん、いつものように漬物もある。 ツルコさんの漬物は本当においしい。お茶を飲みながらここで も話がはずむ。
もりちも、ちょっぴり発言。

「どうでしょうか?さっき料理の作り方を書いた紙をという話 もありましたが、1周年の日は、野菜とその野菜で作った料理 を1品持ち寄って、お客さんも呼んで、バス停でお昼を食べたら」

「そうじゃねー。いいかもしれん」

「まんじゅうやらも、その日は売ったらどうじゃろか」

由三子さんも
「じゃあ、このもち麦かりんとうも試作してみろうか?
これは、生活研究の新しい特産品になりそうやもん」

「なりそう、なりそう」

「じゃあ前の日に、みんなで試作しょう」
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9月29日(月)8時半から栃原バスセンターで、 中津江バス停朝市1周年まつり
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そのようなわけで、来る9月29日(月)は、バス停朝市1周 年まつり。お母さんたちが1周年を祝ってお昼を食べてます。 お客さんも一緒に食べてね。もちろん、いつも通り、野菜も売 ってます。お茶も飲めます。中津江のお母さんたちの、感謝の 気持ちです。もちろん、私も楽しみに参加します。

中津江生活研究グループの、お母さんたちの、お母さんたちに よる、お母さんたち自身と村の人のための朝市1周年です。
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森千鶴子特派員

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