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森川緑ニュース

2003年04月15日

第10回 昔話~酒呑童子山(しゅてんどうじ)  by midori 【津江中からこんにちは】

第10回目は、昔話~酒呑童子山(しゅてんどうじ)について、
高校1年生の遠坂恵子さんに紹介してもらいます。
(文章は津江中学2年生時のものです)

こんにちは。
「将来は、人がしない事をしたいな…。」と思う今日このごろです。
今回は、私が今住んでいる中津江村と、上津江村の村ざかいの酒呑童子山(しゅてんどうじ)に伝わる昔話をご紹介いたします。(言葉はもちろん津江弁です。)

これは昔々、まだこのへんが、大分県じゃなく、豊後っち言われよったころのお話。

  豊後と肥後(熊本県)と筑後(福岡県)のさかいにある日田ん村に,男の子が生まれた。
その男の子っち言うのが、ふつうの子とは違って,酒を呑むあかごやった。
そこでその子は、酒呑童子と名づけられた。

  時がたち酒呑童子も大きくなると,酒を呑む量も増ていった。ある日,酒呑童子がいつものようにごくごくと酒を呑み,道に小便をしていた。すると、驚いたことに、そこらへんの草花が、にょきにょきとのびていった。

  それからと言うもの、酒呑童子はそこらじゅうのむらのやせ畑、やせ田にひっぱりだこになった。
そんなある日,そん日田んむらに、青鬼がでるっち言ううわさがながれた。なんでもその鬼は,若い娘をさらっては食らうっち言うことやった。それに憤慨した酒呑童子は、一升ひょうたんを片手にその鬼の住むという山へとかりだした。

  さて、ようやく山についた酒呑童子は、ついに鬼にあった。するといきなり鬼に、申しでた。
「酒の大呑みで、勝負をしよう。 もし私が勝ったら、もう娘は食らうな。」
そしてとうとう酒呑童子と青鬼の勝負は始まった。まず一升目、青鬼がごくんと一口で呑んだ。すると酒呑童子も負けずにこっくんこっくんと呑む。二升目も青鬼は、ごくんと一口で呑み、酒呑童子も負にこっくんこっくん。
そうしよるうち、四十五升目をこえたころから、青鬼が、だんだん赤鬼になってきた。それでも酒呑童子は、こっくんこっくん。とうとう五十一升目を呑はじめると,赤鬼はどしんっちたおれた。それでも酒呑童子はこっくんこっくん呑み干して、とうとう青鬼との勝負に勝った。

  一息ついた酒呑童子は、たまっためいいっぱいの小便を、山の上から赤くなった青鬼に向けて放った。すると、その小便は、大きな青鬼をどんぶらどんぶら流していった。その流れが今の津江川になったっち。
そして、その山を、人々は酒呑童子山と呼ぶよになったっち。

                 ~ 終 ~  

 どうでしたか?このお話に出てきた「酒呑童子山」は、本当に中津江村と上津江村の境にあるんですよ。ぜひ登ってみて下さい。 この他にも、津江にまつわる昔話はたくさんあります。 ぜひ津江に、お越し下さい。

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