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森川緑ニュース

2003年01月30日

第6回《おせち、お雑煮、そしてラーメン!?》  by kakuzo 【日暮描蔵の厄落としの書き下ろし】

 「今年の長期予報じゃ、暖冬じゃなかったの!誰が予想したの!!一体どうなってんの!!!えっ!!!!」と!マークが10個もつくほど寒い!

 おかげでボイラーも凍りつき、大好きな(?)お風呂に入れない日が続いた。冬だから寒いのは当り前といえば当たり前であるが、近年になく大雪にも見舞われ、あたかも草木も凍る山の中の風情となった。大雪に喜んでるのは子供たちだけで、雪だるまだのかまくらだの作って遊んでいる。自分の子供の頃にも、自転車のタイヤが半分雪に埋まっても、普段行きたくない学校の準備を早くからしたり、竹スキーの板の底にロウソクを塗ってみたり、かまくらで食べるミカンを出したりと、うきうきしていたものだ。雪に心奪われるのは、今も昔も心の真っ白な子供だけかな。

 この寒さのせいか、祭りの露天ですくってきた金魚が長くおやすみしている。もう10年近く前の祭りのことだから、金魚だかフナだわからなくなっているが、昨年になって13匹の金魚が3匹になり、そのうち2匹がおやすみしているのである。といっても死んでいるわけじゃなく、水槽をたたくとハッと気がついたように尾びれを振ってみせる。大丈夫かと水槽に手を突っ込むと、なんと水の冷たいこと!「こんなに冷たきゃ、眠くもなるわな」と心配する子供に言って聞かせると、「ふーん」と変に感心している。(こんな嘘なら許されるかな)

 クリスマス会、忘年会、大晦日、お正月、三社参り、新年会と"ハレ"の日が続くこの時期、寒さにかまけて、動きもしないでケーキ食ったり、鍋をつついたりしているので、この1ヶ月で2キロも体重が増えてしまった。普段顔をつき合わせている人はそうでもないが、久しぶりにあった友人には「最近太ったんじゃない、頬もたるんでるよ」とスルドイ指摘を受ける始末。おせちやお雑煮に目を奪われていると、体だけじゃなく心も緩んできているようだ。「太ったのは食べすぎじゃなくて呑みすぎでしょ!たるんできたのも食べすぎじゃなくて歳のせい!」と冷たいお言葉。年も改まったことだし、身も心も引き締めていかねば。

 年末には、忘年会がてら一年の垢を落としに温泉へ、私にはそぐわない家族一行で出かけた。全国に2つしかないという遠赤外線サウナに案内され、本当に体の芯から暖まった。でも"ここは何千万かかったんだよ"とか"床に敷いてある石が珍しくて、この1袋が10万円だよ"なんて金の話ばかり聞かされていると、「あー、今100万円のベットに寝てるんだ、この40分はいくらかな」なんて、とても垢が落ちる話ではない。身も心も引き締まった話じゃない。ま、温泉で一年の垢や悪行が報われる訳もないか。煩悩を振り払う除夜の鐘も呑みすぎて聞いてないし、悔い改めるために霊峰に子供と登る約束も雨で果たせないまま、さんざん食べた後に「じゃ締めにラーメンでも食おうか」なんて、
これじゃ厄が落ちないよな・・・  おやすみ中の金魚と私に      合掌

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