2002年09月20日第3回 《ぼたもち》 by kakuzo 【日暮描蔵の厄落としの書き下ろし】 秋の訪れとともに、美しい虫の音があちらこちらから聞こえてくるようになった。いいもので、ここでは豊かな自然が体感できる。そんな穏かさとは裏腹に、何か最近イライラしている。なかなか進まないコラムの筆のせいもあるが、それだけではない。"イカってる"とまではいかなくても、少なくとも、いつもの"イイのよ、イイのよ"っていう感じではない。テレビや新聞から流れるニュースにも怒髪ものだが、そんな遠い話じゃなく、身近でイライラすることが多い。 十人十色、なくて七癖、あばたもエクボ(こりゃ違うか)、それぞれ色んな趣味があり、性格があり、考え方があるし、みんな一緒じゃ面白くない。それにしても、自分に関係無いことなら知らん振りが多すぎるんじゃないの。『この人はなぜ自分の話ばかりするのか』という本が売れてるそうであるが、良かれと思ってやった行いを、ことごとく却下されると、ちったー人の身になれよと愚痴も言いたくなる。自分のことは棚に上げておいて、なんだ、なんだ! 八方美人でならした私が、まともな話もできないほどムカツク今日この頃である。客商売の友人が、どんなにムカツクお客でも、「ついついニコッと笑って応えてしまうんだよねー」と話していた。ムカツクって言葉は大嫌いだが、大人だなーと感じてしまった。 つい最近、ある著名な講師の話を聞く機会があったが、やっぱり何をやるにも人数だけ集めるんじゃなく、〈やる気の無い人、嫌いな人、ぼーっとしてる人〉は放っておいたほうがいいのかも。自分を棚に上げてる人はおいといて、棚から落ちてくるのは、ぼた餅だけで充分だ、と変な風に講演を理解した私であった。 「イライラするのは、不規則な生活のせいよ!」すまないなー、分かっててもやめられないのさ。イライラを酒で忘れさせることなく、明日は笑って朝を迎えるぞー。ウーム、厄落としには程遠い・・・ |
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